茅野駅前で時計・宝飾・メガネ・補聴器を取り扱っている鐘の鳴る店中沢の跡取り息子の中澤範行です。メガネ・補聴器・時計担当です。
 
鐘の鳴る店中沢は昭和39年4月、父親が山梨県甲府市の時計店で奉公して時計技術を習得し創業しました。
 
最初は3坪の店だったそうです。メーカーさんが商売をしている所へお客様が見えると狭すぎて、外に出て待っていたと子供の頃メーカーさんに聞かされました。
私の記憶にある店舗は昭和46年、3坪の店の向かい側のネギ畑に移転し、その後昭和53年に新築移転した店でした。
 
父と母はいつも働いていました。ですから家族旅行の思い出は夏休みに1回海へ（実際は2回だそうです）行った事くらいです。
そんな私は高校卒業眼鏡学校へ入学しました。この時点で後継ぎが決まったようなものです。両親からは店を継げとは言われませんでしたが、今考えると子供の頃から商売屋の子供は継ぐのが当たり前と思ってきたのだと思います。
眼鏡学校卒業後神奈川県のタケメガネさんへ就職しましたが、後継ぎという事で5年間は修業する事が条件でした。レンズ加工から始まり、眼の測定、コンタクトレンズ、接客と全て学ばせてもらいました。
 
今日、私がメガネの事で皆様のお役に立てるのは、タケメガネさんのおかげと感謝しております。メガネの修行が終わると今度は時計の修行でした。
東京の自由ヶ丘にある一誠堂さんで5年間修業させてもらいました。
ロレックスを始めとし、ジャガークルト、カルティエ、パネライトetc、一誠堂さんでなければという時計の勉強をさせてもらいました。
家を出て13年、2008年8月に実家へと戻りましたが、戻って来た大きな理由に茅野駅前再開発に伴う店舗移転をする事でした。皆様のおかげで2009年8月、20mほど茅野駅寄りに新築移転する事が出来ました。やはり旧店舗は親が造ったという思いがありましたが、新店舗は自分の店という意識を持つ事が出来ました。そして「作っていただいたメガネで免許証もらえた ありがとう」「もっと早く補聴器つければ良かった」「電池交換してもらった時計、調子よく動いているよ」など、皆様からお声を掛けて頂くたびに皆様に喜んで頂けた、帰って来て良かったと思いを強くしております。